ケ・セラ・セラ
ドリス・デイの「ケ・セラ・セラ」。 小さい頃、エプロン姿で家事をしながら いつもこの歌を歌っていた お母さん。 ケ セラ セラーなるようになるわー♪ わがままで、おぼっちゃまで 子供のような自由人の 父と結婚してしまったお母さん。 楽しいばかりではない人生なのは 子供心にも気づいた。 だから、こんな歌を歌っては 元気を出そうとしていたのだろう。
この歳になって ある時 あらためて、この歌を 聴くチャンスをもらった。 あの頃は 「なるようになる」というフレーズは なりゆきまかせの やけっぱちな意味にとらえていたけど 大人になって聴くと 実はそうではなかったのかも。 これからどんな未来が 先に待っていたとしても あなたはとても素敵。 その素敵なところさえ ちゃんと持っていれば これからどんなことがあっても あなたらしく きっと乗り越えられる。 だから、だいじょうぶ 心配しなくてもいいのよ。 私には、そんな風に聴こえた。 明日は母の日。 働いて、働いて がんばって、笑って あきらめないで ずっとずっと私の前を歩いて がんばっているお母さん。 ありがとう。